経営理念

トップメッセージ
利他の心とは、自分の利害はさておき、他人に利益となるよう図る心を持つこと
当社は創業以来この理念のもと今日に至っております。上記の話をより解り易くした話が、法話の中にあります。
「天国と地獄の長い箸」という話です。
天国と地獄では、とても大きな鍋を囲んで食事をします。食事は必ず約1メートルもある長い箸を使って食べなければならないルールです。それぞれに十分なご馳走が目の前に用意されています。
地獄の人達が、長い箸を使い食事を始めました。しかし、何度やってもこぼれてしまいうまく口に運ぶことができません。長い箸が隣の人に当たってしまい、喧嘩になることもあり、どんなに十分なご馳走が目の前にあっても食べることができず、常に飢えに苦しみ争い事が絶えないのです。
それに対し天国の人達は、大きな鍋を挟んだ向かい側にいる人へ長い箸を使って「どうぞ」といって口に運んでいます。「あなたからどうぞ」と自然に集まる集団こそが、沢山おいしいものを食べ、飢えも争いもない世界を形成できるという事です。
「自分の事ばかりを考える人」or「相手の事を考えられる人」どちらが良いでしょうか。
とはいえ、過去の大震災の折、一瞬のうちに多くの尊い人命が失われました。中には、自分の安全は顧みず、人名救助に向かった人が大勢いたそうです。そのおかげで、多くの お年寄りや子供達が助かったのも周知の事実です。ところがその陰で、救出に向かったまま津波にのまれ、帰らぬ人が多かったそうです。
自分を犠牲にして他人を助けることがどうなのか、難しいところです。
「カルネデアスの舟板」
舞台は紀元前2世紀のギリシャ。
一隻の船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら壊れた船の板切れにすがりついた。
するとそこへもう一人、同じ板につかまろうとする者が現れた。しかし、二人がつかまってしまうと板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまいました。
その後、救助された男は殺人の罪で裁判にかけられたが、罪に問われる事はありませんでした。

これは緊急避難の例として、現代でもしばしば引用される寓話です。
現代日本においても「緊急避難」に該当すれば罪には問われないが、その行為によって守られた法益と侵害された法益のバランスによっては、過剰避難と捉えられる事があるそうです。
「過去の震災の話」と「カルネデアスの舟板」この相反する話をどうとらえるか?またどちらを優先させるのか?という判断に迫られます。
そんな折、最澄伝教大師の「自利即利他」という考え方を目にする事がありました。
解釈の違いはあるかと思いますが自利 利他はどちらが先かという事ではなく、利他の実践そのものが、自分の幸せにつながるということだと思います。

仕事に置き換えると、本業を通して社会貢献を果すこと。
得意先に対しては日々勉強し、より良い商品選択、情報提供、アドバイス等、他社にはできない事をし、共に最上の建物を製作していき、又、少しでも多くの利益を上げていただく。
(利益とは金銭だけでなく、顧客満足度等を上げ、次からのより良い受注につながる手助けをする事等を含む。)
又、仕入先(外注含む)にも、適正な利益を生み出せる土台を作る。
これ即ち共存共栄の精神をもって、これに当たっていく。
上記の事を達成するには、人財の育成や会社の仕組等、種々改善しなくてはならない。
“人は自分が溺れながら、溺れる人を助けることはできない。”というのが事実。
過去も今も、当社においては共存共栄の心は持ち続けていると思うが、言葉に置き換えるには時間がかかりました。自分が溺れない為にも又、人を救う為にも、社会貢献する為にも、強固な意志と健康な体力を維持し、自立しなくてはならないと考えます。
そして、本業の存続と成長を通して、社会貢献を果して行きます。
令和6年11月15日
株式会社 小暮商店 代表取締役社長 小野寺 保
社会貢献として考えるべき点として
- 健全な会社運営により適正な利益を上げ納税義務を果たす。
- 全社員の活気ある仕事への参画(地位向上)
- 毎期の企業成長(2~3%)
当社にとっての自立とは
当社は製造業にあらず、建具工事店にあらず、必ず製造メーカーや外注職人さんたちの力を借りて商いします。
ただ、自社の考えをもってこれに当っていきたいと考えています。
決して第三者に全てを委ねることなく、独自の考え、創造力をもって仕事をしていく事。
会社概要
社名 | 株式会社 小暮商店 |
本社所在地 | 〒374-0042 群馬県館林市近藤町2-72 TEL:0276-73-6391 |
代表者 | 代表取締役会長 小暮 雅丈 代表取締役社長 小野寺 保 |
資本金 | 10,000,000円 |
年商 | 800,000,000円 |
従業員数 | 9名 |
設立 | 1970年4月 |
建設業許可業種 | 建具・板金・ガラス工事業 群馬県知事許可(般-2)第6590号 |
産業・労働-環境GS認定業所 | 認定番号190482 |
取扱商品 | ●アルミサッシ・スチールサッシ全般 ●パーテーション関連商品 ●各種外構工事・金物工事 ●シャッター関連商品 ●ガラス建材関連商品 |
所持資格の紹介
- 1級建築施工管理技士 1名
- 2級建築施工管理技士 2名
- 建設業経理士1級 1名
- 建築積算士 1名
会社沿革
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1970年
1970年4月
小暮 甚一郎により、館林市小桑原に小暮商店創業。
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1975年
1975年7月
有限会社 小暮商店 創業。
資本金 5,000,000円 -
1989年
1989年11月
現在の館林市近藤町へ移転。
-
1992年
1992年8月
株式会社 小暮商店 改組。
資本金 10,000,000円に増資。 -
1993年
1993年8月
代表取締役 小暮 雅丈 就任
-
2024年
2024年11月
代表取締役会長 小暮 雅丈 就任
代表取締役社長 小野寺 保 就任
アクセス
交通手段 | お車をご利用の場合 高速道路 館林IC より15分 電車をご利用の場合 東部伊勢崎線 館林駅 より 徒歩35分 |